◎10月11日◎




ニューカッスル空港。




今回は
オランダ航空(KLM)で帰国。




ハイネケン飲み放題には
テンションが上がった。



◎10月12日◎





あっと言う間に関空到着。



ハイネケンを飲みすぎたせいか。
機内で懸命に製作した
100羽の折鶴を
うっかり座席の下に
忘れてしまった。

関空の落し物係の男性に
その事を伝えた所

「え?折り紙ですか?え?鶴?
えっと、100羽の鶴ですか?」

と、かなり動揺させてしまった。

残念ながら機内にて
鶴達は見付からなかったが
姉・母・甥っ子達と共に
匠の技を駆使した折り鶴が
出来たのでそれは良しとしよう。


お見舞い初日。



我々は病院の入り口で
ストレッチャーにて搬送される
患者さんに遭遇した。



それを見たチハナが




衝撃的な
一言を放った。




母親として身の縮む思いだったが
「空の~」を入れなかった事だけは
褒めてやりたいと思った次第だ。


病室にて
我々を見たジイジの目が
これでもかという程
大きくなったのが
とても印象的だった。

ガラガラ声で
「なんや、どうした?」と
聞いてきたジイジに
「お見舞いに帰ってきたよ。
嬉しい?ねぇ、嬉しい?」と
詰め寄るモモカも
負けじと印象的だった。

その後すぐさま
鼻から通された管の行方が
気になったらしい姉が

「なぁ・・・
これどこまで続いてるん?
ここまで?この辺まで?」

と、弱っている心臓を
バンバン叩いていた。

みんな、自由だな。
と、目を細めた秋の朝――