家の裏手に広がる更地の隅に
一本の木がポツンと
一本の木がポツンと
植えられてあった。
誰かが捨てるには忍びないので
その更地の一角に植えたものと
その更地の一角に植えたものと
名付けて。
そんなある日
そんなある日
クリスマスツリーであるという事を。
建設範囲が広がると
建設範囲が広がると
もうじき屈強な大工達に
切り倒されるであろう
ベッキーちゃん。
ベッキーちゃん。
そんなベッキーちゃんは
なんとも魅惑的な
クリスマスツリー。
私の脳裏に「持ち去る」と言う
四文字が踊り狂う。
早速
クリスマスツリー。
私の脳裏に「持ち去る」と言う
四文字が踊り狂う。
早速
木の近くに住むおじさん宅へ
「太っ腹」なおじさんだった。
そんなおじさんは
わざわざショベルで
木の根を掘り返し
私に持たせてくれた。
ガッツリおじさんに甘え
お持ち帰りに成功。
この時の私は
「喜ぶチハナの笑顔」と
「小さな命を救った」という達成感で
得も言えぬ満足感で
「小さな命を救った」という達成感で
得も言えぬ満足感で
満ち満ちていた。
そして
そして
ダッダの顔色が
誕生日だよ」と
喜ぶチハナの為だ。
喜ぶチハナの為だ。
甘んじて大木を受け入れよう。
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