かれこれ10日程
風邪を引いている。

お陰でグラニー(姑)から
毎日のように電話で
安否確認をされる。

そんな中
悲劇は突然訪れた。




これに対する
グラニーの返答は

「Good Good!」

だった。


そう――
「Not too bad」は

すなわち
「悪くないね」



私、健康体に
なっちゃった。




何気に
「HOW ARE YOU?」
に対しての回答が
たった2つしか用意されていない
私の脳みそ。

それらを日々
使い分けてきた
この4年間。

そう――

「ありがとう。元気よ」

もしくは

「悪くないね」


己の語彙の
少なさに辟易する。

私の灰色の脳には
病気であることを申請する返答は
残念ながらインストール
されてはいなかった(涙

お陰で
「グラニー・トークショー」勃発。



そう
機関銃トーク!


だがしかしごめん。
完全に理解不能。

もう宇宙語にしか
聞こえない(涙

しばしの沈黙が我々を包む。

そして――



まさかの
チャンス再来!




この前言撤回のタイミングを
失う訳にはいかない。



・・・いや
その返答に
私が「WHY?」だ。




とりあえず
私はこう伝えた。

いや・・・
子供の風邪が移ったんですが・・・

ついに調子が悪い事に
気付いて貰えたホリー(嬉泣

彼女は一通り
私の心配をした後
さらりとこう問うた。



???
は、はぁ・・・
多分・・・・

いかんせん朝から
ソファに横たわり
眠っていらっしゃるんで・・・



ご臨終ポーズで。




は、はぁ・・・
多分・・・




お、話が変わったぞ。





歯医者の話に(動揺



その後
彼女から
「ドコの歯が悪かったの?」だの
「何が原因なの?」だの
「もう、完治したの?」だのと
質問攻撃を喰らう。


しかし、私の返答は

へぇ・・・ダッダ
今日歯医者に
行ってたんですね?

で、あった。


そして
再び沈黙。




私があまりにも使えなかったのか
「後でダッダに聞くわ」と
私との電話を切った。


いや――
私の不調時に「ご子息」のお話で
盛り上がるのは勘弁してくれ(白目



35歳でも
彼は可愛い
グラニーの息子(呆