２月中旬の土曜
午後２時過ぎ――

友人とランニングに
出掛けていたはずの旦那が
トミーグランパの車で帰宅して来た。



もう
イヤな予感しか
しない（能面


そして――



でしょうね（真顔


そんな
そこそこのスパンで
車をぶっ壊す旦那の
よく分からない報告事項を
サクッと文字に起こしてみよう。

①家に帰ろうと思ったら
車が動かなかった

②どうやらドライブシャフトが
破損したらしい　

③RAC（日本で言うJAF）を呼び
トミー宅にバンを運んだ

④ご飯を食べたら
バンを直しに行く



ドライブシャフトって
自力で直せるのか？


一瞬疑問に思ったが
質問なぞした暁には
「シャフト修理講座」が
うっかり始まりかねないので
そっと生温かく見守る事にした。


遅めのランチをかっ喰らった旦那は
私の車を奪いトミー宅へと向かった。

遠ざかる自分の車を見送ると
私はいそいそと玄関へ向かった。

無論
施錠する為だ（真顔

しかし
ドアにもキーロッカーにも
私の家のカギが見当たらない。
（ドアは内側からも外側からも
カギで施錠するタイプ）

だがしかし玄関の扉は
しっかと施錠されている。

そこから私の灰色の脳細胞が
導き出した答えは――

旦那が私のカギを
持って行った（QED

「玄関から外に出れない」と
立腹するか
「カギを掛けれる子になったな」と
祝福するか迷いながら
私は思わず目を細めた。


10分後――



旦那帰宅（早




どうやら
工具一式を
忘れたらしい（納得


そんな
おっちょこちょいの旦那が
サクッと私にこう言い放った。







冤罪だ！