10月下旬――
バアバとビデオ通話をした。
バアバの用件は
クリスマスと正月に間に合うよう
船便で荷物を送りたいが
何が欲しいかという
嬉しい内容であった。
だがしかし
この時の私が欲しかったモノは
ただ一つ
「自分の書籍」だけであった。
船便で送って貰う程
大量に欲しいモノはないから
気にしなくて良いよ。
11月中旬に出版社から
書籍がたんまり送られて来るから
それを2冊ほど送ってくれれば
私は嬉しい。
そう答える私にバアバは
『いや、でもねー
ケイティに渡し忘れたプレゼントや
前にホリちゃんがネットで買った
チハちゃんのコートを
送りたいんやけどー』
いや、それはいいよ。
帰国した時に持ち帰るし。
だがしかしバアバは
『コートに関しては流行もあるし
この冬に着な意味ないやろー』
と、なかなか折れない。
我が家系は皆頑固なので
大人しく送って貰う事にしたのだが
『じゃあ
ホリちゃんの本来たら
船便で送るわな☆』

私は自分の本を
一体いつ
読めるのかな?
(真顔)
とりあえず
本だけは空輸してくれと
頼んでみると
コートや食料品等も
すべて空輸で送ってくれた。
そして昨日、私はようやく

書籍とご対面!
(感激)
うっかり船便だったら
この本との対面は
来年になっていただろう(真顔
ウキウキで本を広げてみるも
いきなり仰天した。
なぜって
ほぼ見えないであろうと
手抜きしたソファのイラストが
ガンガン使用されていたからだ。
表紙以外で
こんなに使われるなら
ちゃんと描いておけば良かった(涙
さて、気を取り直し
他の荷物も見てみよう。

ちょっと待て。
これ誰用?
見るからにサイズ感があやしい
アニマル帽子だが
とりあえず
娘達に被せてみると――


旦那に大ウケ。
バアバにとっての孫娘達は
きっと未だ
5~6歳児なのだろう(真顔
これを受け
一抹の不安を覚えた私は
「ケイティのプレゼント」を
チェックしてみる事にした。
バアバ曰く
『可愛いコケシにしてん☆』
との事だったが――

ガチなヤツ!
とりあえず――

娘に困惑された事だけ
お伝えしておこう。
さて、バアバが意地でも
送りたがった
チハナの重たいコートは――
去年は完売の為
購入を断念せざるを得なかったが
今年10月に再入荷された
チハナ待望のコートだが――

バアバの事
とやかく言う
資格はねぇな。
と、思った冬の夜――
「ベージュのコートを
今一度購入し直した私」と
「出版社から無料提供された
娘の書籍を気前よく配ってたら
自分の分がなくなり
本屋で自腹購入したバアバ」
の血は争えない(真顔
コメント