私は焦っていた。

パソコンのキーを叩く
指にも力が入る。

なぜだ?
なぜなんだ?


そう自問し続けても
答えは見付からない。

ただ分かるのは
私のクレジットカードが
使えないという事(真顔


私は間もなく
燃え尽きた
真っ白な灰と化しながら
娘達へ残念な報告を
上げる事となった。

カードが使えないから
日本への航空券が買えない。

すると娘達は無慈悲にも
そんな母とカードに
エールを送り始めた。

いや
頑張りようが
ないのだが?(涙


いやだがしかし
娘達の熱意も分からなくはない。

なぜって
要望に沿った日程に飛ぶ
飛行機の空席が
残り3席なのだから(白目

娘達に焦らされながら
幾度と購入を試みる。

だがしかし
5回試しても
購入を成功させる事が出来ない。

私は意を決し
旦那に打診した。

キミのクレジットを
使わせてくれんかね?
今月中に全額返金する。

すると
旦那の返答は






もはや
意味が分からない
(真顔)




いや・・・
クレジットカードって
おカネが無い時の
お役立ちアイテムじゃね?









今がその
危機的状況
なのだが?
(真顔)




私は能面の下に般若を隠し
旦那のカードにすがるのを
潔く諦めた。


次の日の
午後4時半――

家電が鳴った。

今時家電に入電してくるのは
トチ狂ったセールスのみだ。

私は
受話器を耳に押し当て
無言に徹する。

すると
受話器の向こうから
かすかに聞こえて来るは
まさかの旦那の声(謎


「今・・・なんダケド
・・・クレル?」


声ちっさ!

私は反射的に

はい?

と、そこそこデカめに
復唱を促した。


「今スーパーなんダケド
財布忘れマシタ・・・
カード持って来てクレル?」



またか(能面


てか、お前
昨日偉そうに嫁の願いを
蹴散らしておきながら
よくものうのうとその嫁に
頼み事なぞ出来るな?

とは言わず
財布片手に
スーパーへと車を走らせる
出来た嫁、私。

スーパー内で何もするでもなく
ボーっと立ち尽くす旦那を連行し
レジへと向かった。

レジに並びがてら
横に山積みされている
キッチンペーパーを手に取り
カゴの中に放り込んだ。

すると
旦那が目をキラキラさせながら
私にこう言った。

「キッチンペーパー
ソコにあったんデスね!?
キミ達が帰国中
キッチンペーパーを
何度も探しましたが
見付ける事が
出来ませんデシタ!」




え?
レジ前に
山積み状態なのに?
てか
英語話せるなら
店員に訊けば良くね?
(疑問が大渋滞)




ちなみに
来年の夏に帰国する航空券は
無事購入に成功した(親指