うっかり牛乳を切らした。

そもそも私は牛乳を飲まないので
空っぽの牛乳ボトルを
冷蔵庫に戻された暁には

一生気付かない(真顔

勿論、空ボトルを冷蔵庫に
戻しちゃうのは旦那であり
その空ボトルに気付き
「ミルクがアリマセン!」と
不機嫌になるのも旦那である。

娘達も飲むモノなので
普段なら買い出しに行くが
その日はシャワーも終えた
午後9時過ぎ。

凍死する覚悟で
外出する気には
ならねぇ(真顔


私が薄ら笑いで謝罪すると
我が家の坊ちゃまは
いまいち納得のいかない面持ちで
豆乳をコーヒーに注ぎ足した。


そして――

「オェ~~~
豆乳なんてこの世の
飲み物ではアリマセン!
オェ~~~」




飲む前に
エズかれた(真顔


いや、ではなぜ

この世の飲み物ではない豆乳を
己のコーヒーに注いだ?(真顔

謎過ぎる旦那の言動に
目を白黒させていると
おもむろに説法が始まった。

「キミはしばしば
ミルクを切らしマス。

こんなクソ不味い
豆乳を買う位なら
常温保存のミルクを
買って来るべきデス。

ソーすれば
ミルクが無くなる事も
アリマセン!」



そのクソみそに
言われている豆乳は
私の飲み物だ(真顔



とりあえず
旦那がウルサイので



牛さんのドヤ顔が気になる
常温保存の牛乳を買って来た。



それからしばらく
この常温保存牛乳が
活躍する事はなかったのだが
ようやく先日
この仔が冷蔵庫に
入っているのを見付けた。


しかし、なぜか――

キャップがない(真顔

私は動揺した。

この牛乳は一度開封したら
蓋を閉めずに保存するのか?

いや、そんなワケない。

うっかり
旦那がワイルドに
キャップを捨てて
しまったのだろう(真顔




坊ちゃま曰く
力強く開けたら
キャップが潰れたらしい(真顔