手術の3日前――
まさかの
スマホが壊れた。
いや
実際には壊れたと言うより
ヤツが一切の充電を
かたくなに拒否するのだ(真顔
良きワークメイトだった
私のスマホ。
まさかこんな非常時に
仕事を拒否するのかね?
私はすぐさま
近所のスーパー「テスコ」で
スマホの購入を試みる。
が――
旦那に阻止される(謎
自腹で購入すると
言っているにも関わらず
何故かありとあらゆる
理由を並べたて
いちゃもんを付けて来たのだ。
お陰で私はチハナの手術後まで
誰にも連絡を取れない
状態に陥った。
頼みの綱は
モモカ(のスマホ)
である(真顔
そんなこんなで
手術前日の10月16日――
チハナの術前チェックの為
私はモモカを道連れに
電車で1時間
その後徒歩30分掛かる
エジンバラの病院へ向かった。
午前7時――
灰色の低い空の下
生温い湿気を纏った空気が
ただ静かに辺りを漂っていた。
そう、嵐の前の
静けさである(真顔
この日
ハリケーン「オフィーリア」
(の残骸)がスコットランドを
北上していた。
姑であるグラニーには
「嵐で大変よ!」と脅されたり
「電車は連結部分が分かれたら
グラスゴー方面と
エジンバラ方面に向かうから
同じホームで乗り換えよ!」
などと10年前の電車の
乗り換えを伝えられたりと
無駄に翻弄されながらも
なんとかエジンバラ駅に到着(素
小雨は降っていたモノの
エジンバラにもまだ
嵐は到着していないようだった。
そもそもハリケーンが
北上するモノなら
スコットランド南部に位置する
我が町から嵐に見舞われる(真顔
そんなこんなで
午前10時からの検査には
しっかと間に合った我々3人。
子供病院だからか
あらゆる所に張り巡らされた
ハロウィン・デコが
なかなかガチで怖かった(真顔
特に
等身大の死神には
度肝を抜いたものだ。
午前10時半――
検査が始まってすぐさま
チハナがまさかの
片頭痛アタックに
見舞われた(真顔
死神の呪いか(白目
もはや検査どころか
明日の手術も危ぶまれる。
診察台に横たわったチハナは
されるがままに献血・血圧・
膝下を測定等と
もはやモルモット状態。
レントゲン室に向かう時も
写真撮影に向かう時も
抱えられて歩く
その姿はまるで
重病人である。
余談だが
レントゲン撮影では
横になった状態のチハナの
腕と足を引っ張り
背骨をしっかと伸ばした状態で
撮らねばならなかったらしいが
人手が足りないという事で
母親である私が
駆り出されたりもした(真顔
レントゲン室で
防弾チョッキのようなモノを
身に纏い
娘の脚を引っ張る私。
なかなか
シュールだ(真顔
午後2時――
本来なら
自転車こぎを15分行い
肺・筋肉などの機能をテストする
項目があったのだが
本人
絶賛ダウン中。
優しき理学療法士の先生が
軽いチェックのみで
済ましてくれた(安堵
午後4時――
すべての検査が終了するも
はて
どのようにして
チハナを自宅まで
運ぶか(真顔
自宅まで1時間半。
これはなかなか困難だ。
しかし
そんな彼女も
ようやく薬が効いて来たのか
タクシーで駅まで向かい
電車に乗り込む頃には
すっかり元気になっていた。
そして
午後7時半――
地元の駅で下車した途端
我々は思わず窒息しそうになった。
ハリケーン
「オフィーリア」が
我が町を直撃して
いたのだ(真顔
余談だが
手術前日の旦那は
ランニング→仕事→ランニング
というルティーンを普通にこなし
「ハリケーンが
追い風にナッテ
トテモ速く
走れマシタ☆」
と、自慢していた(真顔
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