我が家の旦那様は
ご自身が出掛ける際
家に鍵を掛けない。

ゆえに
それに気付かなければ
旦那がランニングから
帰宅する夜9時まで
私と娘達は
施錠されていない丸腰の家で
うっかり過ごす事となる。

しかしながら
その反対の場合――
そう、旦那が家にいて
我々が出掛けている時は

ちゃっかり
ガッツリ施錠する。


しかも
内側の鍵穴に鍵を
差し込んだままにしちゃうと
外から鍵が
差し込めない状態になる。

その為
私と娘達はしばしば
玄関前で待ちぼうけを喰らう。


例えば
先週の空手後は
どれだけチャイムを鳴らしても
ドアを開けに来る気配がなく
5分以上待たされた。

旦那の供述は
「シャワーを浴びてマシタ☆」
で、あった(真顔


そして、昨夜――

日もドップリ暮れた大雨の中
空手から帰宅したモノの
やはり内側に鍵が差し込まれており
またしても立ち往生。

大粒の雨が顔面を連打する中
私は玄関のチャイムを
高橋名人かの如く連打する。

すると
夜のチャイムに警戒してか
カーテンの隙間から玄関を
そっと覗き見る旦那と目が合う。

安堵した彼が
玄関前へと到着するまで
茶でもしばいてんのかという程の
優雅な時間が流れた。

腹の底で「走れや」と
毒づいたのは言うまでもない。

ようやく安全を確保した
母鴨ホリーは
車内の小鴨たちを呼び寄せ
無事家へと招き入れる事が出来た。

その後
モモカがお風呂に入っている間
私は残っていた家事を
片っ端から片付けて行った。

それらが一段落した頃
私はふと
ある事を思い出した。

それは――

ベッドルームに
持ち込まれた
旦那のパソコンが
夜な夜な
再起動する事(真顔


ぶっちゃけ眠っている間は
気にならないのだが
ベッドに潜り込んだ直後に
あの無機質な音を立てられるのは
なかなか苦痛である。

これは忘れぬうちに
旦那に相談せねばと
勢いよく話しかけてみた。

すると――



耳をふさがれた
(真顔




まさかの対話拒否に
いささか動揺したが
どうやらズブ濡れの嫁に
文句を言われると
思ったらしい(真顔



余談だが、昨日――



新しい電気カバーが
到着した(微笑




だがしかし
サイズを間違えてしまい
狭いシャワールームの方が
バスルームの電気より
でっかくなるそうだ(真顔