午後3時――
旦那からメールが届いた。
『3時45分に帰るノデ
夕飯の用意しておいてネ。
ワタシはその後
スグに出掛けマス』
いや
毎日4時10分に帰宅し
すぐさまランニングに出掛けるので
いつもとさほど変わりない。
そんなこんなで3時45分に
旦那は予告通り帰宅して来た。
スマホ片手に
のんびり夕飯を頬張る旦那。
食後、優雅にコーヒーを煎れ
PCルームへと消えて行った。
いやキミ
すぐに出掛けるとか
言ってなかったか?
とりあえず
そんな旦那をそっと見守る。
そして
帰宅から1時間が経過した
午後4時45分――
突如、旦那の金切り声が
リビングにまで響き渡った。
「スグに出掛けなくては
お店が閉まってシマウ!
店は5時に閉まりマス!」
・・・はぁ。
「デモ
まだ送金が終わりマセン!
今から支払いがあるノニ
これでは
カードが使えナイ!!」
なんだかよく分からぬが
とある店に支払いへ行きたいが
口座の残高が足りぬ為
デイビットカードが使えないらしい。
その為に先程
他の口座から自分の口座へ
いくらか送金してみたが
まだその確認が取れないらしい。
切羽詰まった旦那が
パソコンを指さしながら
私に詰め寄る。
「入金が確認出来タラ
スグこの口座に
送金シテ!!
1分置きに口座を
チェックして!」
1分置き!?
クレジット使えや。
ちなみに私は今
娘達のハンバーグを
焼いているのだ(真顔
私は満面の笑みで
モモカを呼び出す。
・・・とりあえず
そこに座りたまえ。
そして
キミのお父さんの
要望に応えたまえ。
すると
モモカは渋々
口座のチェックをし始めた。
その様子に安堵したのか
旦那は疾風の如く
玄関を飛び出して行った。
午後5時15分――
モモカの嘆きが聞こえて来た。
「ママ―・・・
お腹減ったー・・・」
どうやら口座に送金はないまま
すでに30分が
経過していたようだ。
支払いは無事終了したのか――
旦那に対する不信感が募る。
とうとう
空腹に耐えかねたモモカが
旦那に電話を掛けた。
すると、向こう側から
陽気な声が漏れ出でる。
『支払い?
終わったヨー☆
ゴハン食べたいのー?
食べたらイイよ☆』
・・・なんだソレ?
そして、私達は
無言で夕飯を食べ始めた――
電話しなかったら
モモカは永遠に口座チェックを
していたのだろうか(真顔
そんな旦那はまたしても
先週の水曜から1週間の
海外遠征へと出掛けて行った。
今回は
サンフランシスコ in USAで
トライアスロンらしい。
私のブログ記事が
彼の遠征のスパンに
全く追い付かない(真顔
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