ここ1ヵ月
私物の管理が何気に完璧だった
我が家のお坊ちゃま。
そして
普段は時間ギリギリに
出勤している彼だが
この日は20分も早く
玄関を出て行った。
天変地異でも
起きるのではないか。
と、思ったのも束の間
再び玄関が開いた。
「スマホない!!
スマホ探シテ!!」
どうやら
天変地異は起きないらしい(真顔
朝食を頬張るモモカに
「音で探しマス!
電話掛けテ!」
洗濯物を回収している私に
「全部のポケット
チェックして!」
いつもの光景だ(真顔
そんなこんなで出勤時間が
差し迫って来た旦那は
私にスマホを発見したら
教えろとだけ言い残し
アクセル全開で出て行った。
いや
どこに連絡すんねん。
そんな事を考えながら
私はふと気が付いた。
このスマホ捜索の15分間
何気にチハナを
見掛けなかったなと――
すると
ちゃっかり自室に
隠れていた事が
発覚(真顔
なかなかの策士さ加減に
舌を巻いた午前8時――
そして
午前8時40分――
いつもより10分も早く
学校の用意が出来たチハナ。
きっと自室で隠れている間に
色々と用意が出来たのだろう(真顔
そんなこんなで私は
娘達を学校まで送り届け
その後買い物へと出掛けた。
午前9時半――
家に到着すると
私のスマホに非通知で留守電が
入っている事に気付いた。
きっと、旦那だろうと
スマホを耳に押し当てる。
すると――
『ハロー?
チハナのお母さん?
アカデミーの事務所だけど
チハナが――
カバンを忘れたので
学校まで持って
来て下さいね♪』
血は争えない(白目
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