ある日、チハナ(13)が
種から育てた林檎の木を
溜息交じりに見詰めていた。

どうやら
「初号木」が何かしらの
病気にかかったらしい。




彼女は早速ググりまくり
「初号木」の
治療にあたり始めた。



そんな中
彼女の目に留まったのは




スクスクと成長する「2号木」。

すでに「初号木」を
遥かに超える大きさにまで
成長していた。

元気いっぱいな「2号木」と
哀れな「初号木」――

そんな「初号木」の
治療に専念すべく
チハナは意を決し――




「2号木」を
里子に出した。






不思議な
名義変更完了。




そして
「2号木」の所有権を
手に入れたモモカは――




地味な
引っ越し作業を
していた(真顔





余談だが
以前チハナが飼っていた
タニシが増殖した時も
ケイティ宅へ
里子に出されていたな(真顔