そんなこんなで
ペット・ショップに
駆け込んだ私と娘達。

まずは
ボーザー(ドジョウ)の
相棒探しだ。

大きい子が良い。
小さい子が良い。
活きが良い子が良い。

などと
「淡水魚コーナー」ではしゃぐ。

色鮮やかな魚達に
囲まれているのも関わらず
ドジョウでハッスルしていたのは
きっと我々だけであろう(真顔

相棒は
「大きくて活きの良い子」を
お持ち帰りする事に決定した。

次に探すべきは
「四角い水槽」だ。

引き続き
水槽探しでもはしゃぎまくる。
店内を隈なくチェックし
手ごろなサイズの水槽を物色する。

間もなく
チハナが「これにする!」と
言って指さししたのは

25リットル水槽。
フィルター・LEDライト付きで
50ポンドの

セール品であった。

さすが我が娘。
財布に優しい(真顔


そして
我々はニンマリする。
この大きさならば金魚系も
一緒に飼えるのではなかろうかと。

その辺はプロに助言を仰ごうと
店員を探す。
しかし、ここはスコットランド。


店員の姿が全く
見当たらない。



娘達が鼻息交じりに
「店内一周して探してくるよ!」と
淡水魚コーナーをあとにしたモノの


健闘虚しく
手ぶらで
戻って来た。



そんな事を無駄に3回程
繰り返したであろうか
ようやく若いお兄さん店員を
捕獲して来た娘達。

お兄さんは手慣れた感じで
水槽の説明を早口で済ませると
「魚の飼い方」と言う
パンフレットを
私に手渡し足早に去って行った。


この店
どんだけ
忙しいんだ。



とりあえず
お兄さんの説明を
掻い摘んで訳すと

25ℓ水槽のポイントは13だから
魚のポイントがそれ以上に
ならないように選んでね☆」

との事だった。


何の話を
しているのかね。



しかし
娘達はすぐさま
淡水魚コーナーへと駆け出した。

どうやら娘達は
了解したらしい(白目

娘達が指さす先には魚の種類と
値段が書かれたプレートがある。

そのプレートには
先程から何気に気になっていた
手書きの数字が書き込まれていた。

これが噂の「魚のポイント」かと
合点がいった瞬間だった。

和金は「10」クラスなので
ドジョウ2匹が住むであろう水槽では
さすがに飼う事が出来ない。

そんな中
娘達が一目惚れした魚は

プラティ。

いやこれは――
熱帯魚なのではなかろうか。

しかし
普通に「淡水魚コーナー」にいる。

まぁ、こちらも
プロに訊けば良いであろうと
再び娘達を店内に放った。

今度は
ぽっちゃりお姉さん店員を
捕獲して来た。

早速
ドジョウ1匹とプラティ2匹を
そのお姉さんにオーダーしてみる。

するとまず――

私の身元確認から
始まった(真顔


予期せぬ長期戦ゆえ
次回に続く。