夕食中、旦那がチハナに
「アイロンブル注いでキテ☆」
と、頼んだ。
旦那にとって
「アイロンブル(糖分ゼロ)」は
命の源である。
故に
我が家には常に多数の
アイロンブル(糖分ゼロ)が
ストックされている。
ちなみに
「アイロンブル(糖分あり)」や
「コーラ類(糖分あり・
なし関係なく)」が
有害物質であるらしい彼は
それらを一括し
「ゴミ」と
呼んでいる。
話は脱線するが
クリスマス・ホリデー中に
私は一度
旦那にアイロンブルを
購入してくるよう
ミッションを与えた。
アイロンブルを
文字通り湯水の如く
消費するのは旦那のみ。
その上
1本2リットル。
なかなかの重さである。
彼は散髪ついでに
スーパーへ寄り
「アイロンブル2ℓ」を
4本購入して帰って来た。
その1本を取り上げた旦那が
小さな溜息を漏らすまで
そう時間は掛からなかった。
「間違えて糖分入りを
買って来ちゃったヨ」

44歳にもなって
お買い物ひとつ
出来ないとはな。
なかなかの衝撃を胸に秘め
私は8リットルにも及ぶジュースを
グラニー邸へと寄贈後
スーパーで糖分ゼロを
買って来ると言う
なんとも意味不明な1日を過ごした。
さて、話は戻り――
アイロンブルの注文を
うっかり受けたチハナ。
「はーい」と軽快に席を立ち
ジュースがストックされている
棚へと向かった。
「はい、どーぞぉ」
と差し出されたジュースを
旦那は物凄い勢いで
喉の奥に流し込む。
あまりにも
不可解なこの光景に
私は眉根を寄せた。
それ
コーラ(糖分入り)
だが?
オーダーされた
「アイロンブル」ではなく
堂々と「コーラ」を
差し出したチハナと
味・色共に全く違うにも関わらず
半分以上を
一気に飲み干した旦那。
2人そろって
馬鹿なのか?と
遺伝子のイタズラを
嘆いた夜――
ボケ担当は
2人も要らない(嘆
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