誕生日前日の5月28日――


①誕生日用に購入したブラウスの
電子タグが付きっぱなしだった

②車がオイスターキャッチャー
(都鳥)の糞まみれになっていた

③突如ドライヤーが壊れたので
濡れ髪まま就寝

④就寝後まもなく
旦那にパスポート用の写真を
撮ってくれと叩き起こされる

⑤髪が顔に掛かっているから
もう一回撮ってくれと
再び叩き起こされる


三十路最終日
なんとも地味なテロを喰らった。


誕生日の午前中はとりあえず

①タグを取りに行き
②洗車をし
③ドライヤーを購入しに行き
④旦那のパスポートを
郵便局に出しに行った。

帰宅後、グラニーと
お向かいのリンダおばちゃんが
プレゼントを持って来てくれた。

娘達とワイワイ開封していたら

「今試験勉強中!!
静かにしてヨ!!」


と、旦那に怒られ
娘達はしぶしぶ自室に篭り
私はテレビの音量を最大限にしぼり
静かな午後を過ごす羽目になった。

夜――

タコス・パーティーを催すつもりが
タコス・パウダーを
購入し忘れると言う失態を犯し
急遽ボロネーズと化した
我が家のバースデー・ディナー。

だが、本日は私の誕生日。
誰にも文句は言わせない。

サクっと晩御飯を食べ終えた旦那は
待っていましたと言わんばかりに
冷蔵庫から
私の「バースデー・ケーキ」を
取り出してきた。


「ケーキ入刀~♪」


いや、ちょっと待て。


せめて
ロウソクくらい
立てさせてくれ。




そんな私の誕生日。
おかしいな。

40歳の誕生日は
盛大であるハズなのにな。

どうやら我が家は
例外だったらしい。



グラニーが買ってくれた
「キャロット・ケーキ」