先々週の土曜日――

長女チハナ(12)と私は
風邪を引いてダウンしていた。

2人でソファに寝転がり
1日中ウダウダと過ごしていた。

――かったが
残念ながら
我が家にはあと2人住人がいる。

腹を空かせた旦那と次女の為
私は老体に鞭打って
キッチンに向かう。

極限まで手を抜きつつも
一汁三菜を守り抜いた
我が家の夕飯。

我ながら
良い母親であると満足しながら
早々とベッドに潜り込んだ
そんな土曜日。


次の日――

セキはまだ残っていたモノの
前日までの気だるさは
幾分緩和していた。

そんな我々の不調ブリなぞ
知る由もない旦那が
私のけたたましい咳き込みで
ようやく異変を察知したらしく

「アレ?風邪?」

と、声を掛けてきた。


うん・・・まぁ・・・


私は怯えながら
次に来るであろう
旦那のお決まりワード
「風邪を移さないで下サイ!」
を待った。

――が
意外にも彼が発した言葉は


「今スグ
スクランブル・エッグ
出来ル?」



だった。


風邪については
華麗にスルーという
新手の手法に
私はいささか動揺した。



午前11時――

旦那にスクランブル・エッグを
食べさせた後
未だ寝込んでいるチハナの為に
ホットケーキを焼き始めた。

ソレを見ていた旦那の一言は

「ソレ、ランチ?
ヌードルが
食べたカッタ」


だった。


うん、コレ
キミのじゃないよ。
てか、ついさっき
食べたばっかだよね?
もうヌードルがいるの?

色々モヤモヤしている内に
正午となった。

私はせっせとご要望通り
ヌードルをこしらえ
旦那に差し出した。

すると旦那は

「エエ?
もう作っタノ!?
早過ぎるヨー」


だった。



スクランブル・エッグ。
そしてヌードルの上で
咳き込まなかった自分を
悔いたものだ(遠い目





↑お陰様で生誕40周年。

なぜか本日は休校日。
そしてなぜか旦那もお休み。
只今、お仕事倍増中(真顔