グラニーには
4人の子供がいる。

長女・ジャッキー(44歳)
旦那の実姉

長男・ダッダ(43歳)
旦那

次男・ミック(30歳)
旦那の異父弟

次女・ジル(27歳)
旦那の異父妹


獣医であるジャッキーは
同じ英国内と言えど
ウェールズに住んでいる為
当ブログではほぼ登場しない。

旦那・ミック・ジルの3兄妹は
母親であるグラニーが
相当好きなのだろう
全員この小さな町に家を購入し
パートナーと共に住んでいる。

お陰様で旦那一族の家は
我が家から
徒歩10分圏内に点在している。

(徒歩5分圏内の我が家が
最もグラニー邸に近い)


【DAY3】

ここ最近またしても朝・夜2回
ランニングに勤しみ出した旦那。

ゆえに
洗濯物の量は更に倍増。

①「ランニング・ウェア一式×2」
②「洗濯機から取り出した
3日前の洗濯物」
③「当日の洗濯物」
④「タオル一式」


やばい。


洗濯物が
こんもり4山出来上がった。

洗濯機を拝借する
申し訳なさも去ることながら
グラニー邸を4往復・・・・
これはなかなかのストレスだ。

③④はお向かいの
リンダおばちゃんに頼み
①②をグラニー邸へ持って行こう。


そんな分配アイデアに
一人満足しながら
袋2つを抱え
グラニー邸へと向かった。


とりあえず
持ち込んだ洗濯物の
置き場所がない程に
洗濯機の周りが
洗濯物だらけだった。
と言う事を
お伝えしておこう。



呆然と立ち尽くす私に
グラニーが声を掛けてきた。


「あらあら、ごめんなさいね。
まだミックの洗濯が
終わってないの。
あと10分で洗濯機は
空くと思うわ。
でもジルの分もあるから
あなたのと一緒に
洗っても良いかしら?」


こちらは
「コインランドリー」
ですか?



昔から
何気に気になっていたのだが
独立した息子・娘の洗濯物を
何ゆえグラニーが
一手に引き受けているのか。


●ミックの分
泥まみれの
ラグビーウェア一式を毎週

●ジルの分
ほぼすべての
洗濯物+アイロン掛け

上記はいつもの事なので
あまり気にはならなかったのだが
今回はこれらに付け加え

●ミックの彼女の洗濯物一式
●ジルの婚約者の洗濯物一式

も、待機していた。

もはや意味が分からない。

どうやらジルに関しては
「仕事をしているのに
洗濯なんて可愛そう」であり
ミックの彼女に関しては
「妊婦なのに洗濯なんて可愛そう」
らしい。

そこに
「ダッダの世話をしているのに
洗濯なんて可愛そう」
も追記して貰えないだろうか。


いや、それよりも
ジル・ミック――


洗濯機使わないなら
私に下さい(真顔






◎おまけ◎

もんちゃんの「洗濯物物語」

週末の彼女は
午前10時半から午後10時半まで
がっつりバイトをしている。

土曜日
疲れ切ったもんちゃんは
仕事着を洗濯機に突っ込んだまま
眠りに就いたらしい。

次の日の朝
洗濯機の中に仕事着を
放置していた事を思い出し
慌てて一階へと降りて行った。

そう
彼女はバイトに行かねば
ならないのだ。

キッチンでは
もんちゃんの登場を
待ちかねていたグラニーが

「はい、仕事着どうぞ。
今日もいるんでしょう?」

と、ピシッとアイロンを
あてられた仕事着を
手渡してくれたらしい。

そんなもんちゃんが
私に一言こう言った。







嬉しいわ。