ふと見ると


 

掃除機(玩具)の

ノズルをくわえたモモカ(3)が

立っていた。

ゾウさんのモノマネか。
 

いささか気になったので
訊いてみた。



 

「掃除機」だった。



 案外、通常通りの

遊びだったようだ。


 そんな掃除機モモカは
 ノズルをくわえたまま
 語り始めた。




「この掃除機はね、不思議な力を持っているんだ


「ここからお話しするとね


祖母

千代子93歳。
 まだ健在である。





↑不思議な掃除機(のノズル)